『すもももももももものうち』
1.やめられない とまらない 桃のデッカイち×こ♪(某えびせんCM風で) 「桃…、ね、桃ってばっ…!」 「何スか?エージ先輩」 切なげに眉を寄せ、菊丸は情欲に塗れた目で桃城を見つめた。 対する桃城は、腹の上に菊丸を乗せたまま両腕を頭の下で組み、余裕の笑みである。 「もう、動いてよぉ…。おかしくなりそうだよぅ…」 甘えるように、菊丸のナカにいる桃城をキュッと締め付ける。 「…っ!それが人にものを頼む態度っスか!」 「だってさ。俺は焦らされるのって好きくないの!ガンガンにされたいから桃に頼んでるのにぃ!!」 こんな状況だと言うのに、唇をツンと尖らせ拗ねてみせる。 「じゃあ、やめるんスか?」 ニヤリと意地悪く言うと、 「ダメ!」 思わず腹に力を入れてしまい、桃城を締め付けてしまった。 「あ、ゴメン」 「っ…!!エージ先輩!ただでさえアンタのナカは狭いんだから、そんなにギューギュー締め付けないで下さいよ!」 「だって桃がイジワルな事言うからぁ…。今日は何でそんなにイジワルなんだよぅ?」 「そりゃイジワルにもなりますよ。大石先輩には睨まれるし。エージ先輩は俺の事、体力馬鹿みたいに言うし」 「だーか〜ら〜、ゴメンて。怒んなよぅ。大石には俺から言っとくから。だから。ねっ??」 猫の様なクリンとした瞳で悪びれることなく言う。 (はぁ。結局この人には敵わないんだよなぁ。俺も大石先輩も…) 「だったら、エージ先輩。俺のお願い聞いてくれます?」 「え〜?何、何??」 「エージ先輩がマス掻いてるとこ、見たいなぁv」 「な、な、な、何言ってんだよぅ!バカ桃!ヘンタイ!!」 「イヤならいいっスよ?」 言うと桃城は、菊丸の両脇の下に手を入れ、ヒョイと退かせた。 「ヤッ!」 桃城が抜かれる拍子に、丁度イイトコに当たってしまい、甘い声を上げた。 桃城が寝そべっている脇に下ろされた菊丸は、起き上がり服に手をかけている桃城を見上げる。 「もう!コレ、どうしろってんだよぅ!」 「知りません」 小ぶりながらも雄々しく立ち上がっている”菊丸”を指差し、文句を言う菊丸に冷たく言い、さっさとシャツを羽織ろうとすると、 「わ、わかったよぅ!!やればいいんだろ!?やれば!!」 開き直り、菊丸は自身を強く握り、ガシガシと擦り始めた。 (あんなんで気持ち良くなんのかよ?エージ先輩ってホントおもしれー) 「エージ先輩。それじゃあ意味がないスよ。俺にちゃんと見せてくれないと」 一旦手を止めさせ、ベッドの端に腰をかけさせる。 そして、徐に膝を開いて立てさせた。 所謂、M字開脚と言うやつである。 「桃、ホントにお前って…」 今度は菊丸が溜息を吐く。 ここまで来たらもうどうでも良くなったのか、桃城が目で促すと、菊丸は再び、自慰行為を始めた。 「前ばっか触ってても、いつまでたってもイケないんじゃねーの?ほら、後ろも触らないと」 流石にそこまでは、と手を止めた菊丸だったが、桃城の強い目によって、しぶしぶ手を後ろに伸ばした。 それに、菊丸ももう前だけの刺激では簡単にイケなくなっていたのも事実だった。 「んっ!」 先程、桃城が時間をかけて解したソコは、易々と菊丸の指を飲み込んだ。 「一本じゃ物足りねーんじゃねー?」 おずおずともう一本が入れられる。 他人の前で自慰をするというだけでも赤面ものなのに、相手に向かって大股を広げ、その上、禁忌の門を弄って乱れている様を見られているのは、憤死しそうだ。 しかし、今の菊丸にとっては、それさえも快感を増長させるだけだった。 「ぁ…んっ!」 「エージ先輩ってホントやらしいな。自分の指でも感じるんスか?もう、俺のなんていらないんじゃねーの?」 淫らな音を立て、自慰を続ける菊丸に意地悪く問う。 「や、やだよぅ!桃が欲しい…!!」 その言葉に、桃城の目が一瞬切なく細められる。 「…。エージ先輩は、俺が欲しいの? それとも、俺の×××が欲しいの?」 「?何…?わかんな…」 裡に渦巻き、出口を求めのたうつ欲望に支配されている菊丸は、よく頭が働かない。 「わか…ないけど、桃が欲しい…!」 もう一度懇願する。 小さく溜息を吐いた桃城は、 「わかったっス。もーいいよ。好きなだけあげるよ」 自分もはちきれんばかりに滾った欲望を、菊丸のナカに打ち込んだ。 「ああん!!桃!桃!やっ!!イイよぅ…!!」 「じゃ〜ね!桃!今日もすっごくヨかったよ〜☆またヨロシクvvv」 手を振り遠ざかって行く菊丸の後ろ姿を見送る。 「よくあんなに走れるよ…。あれから何回シたと思ってんだ…??」 菊丸にすっかり精気を吸い取られた桃城は、感心する。 「ん?”また”…?」 ”また”って。まだ続けるのか?こんなカンケー…。 どんなに俺が尽くしても(あの人は尽くされてるって思ってるかは疑問だけどな) エージ先輩は、あの人の下に帰って行く。 俺こんなんばっかだ。 本気で好きになっても報われない。 好きになった時には、もう別なヤツの方を向いている。 「あーあー。どっかに俺だけの事見てくれてるってヤツ、いねーのかねぇ…」 桃城の呟きだけが、星空の下で瞬いた。 |
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