瞳力
「ねえ、あくしゅ」
つまんないの。
そう、最初はそう思ってた。
いつからだろう。
あの瞳から目を逸らせなくなったのは・・・。
キツイ眼差し、でもキレイだと思ったんだ。
本当に。
俺に無いものをもっている。
だから、目が離せないのかも。
子どもみたいだ。
・・・子どもか。
最初は単なる好奇心。
気がつけば捕らわれていた自分。
幼稚な恋かもしれない。
それだけに真剣。
真っすぐな気持ちだから。
先輩が大切。
傷つけたくない。
傷つけたくないのに、傷つけるようなことを言ってしまう。
「俺に勝ってみれば」
その言葉を聞いた先輩の顔。
挑むような眼差しに底知れぬ闘志が覗える。
そんな瞳をされるとゾクゾクするよ。
だからやめられない。
だって、幼稚な恋だから。
ほら、好きな子をいじめるっていうアレだよ。
自分がこんな気持ちになるなんて思わなかった。
先輩に会ってから、俺変わったよ。
いろんな意味でね。
絶対に負けたくない人。
1番はオヤジ。
2番は先輩。
だって先輩、俺に勝ったら興味なくすでしょ。
そんなの許さないよ。
あんたは俺を見てればいいよ。
その瞳で。
だから、勝たせてあげない。
好きな人には強い自分をみせないと、カッコ悪いじゃん。
あの瞳に追いかけられるかと思うと、興奮するね。
あんたは俺のもの。
大切だから傷つけたくない。
だけど、傷つけてしまう。
矛盾した気持ち。
幼さ故の葛藤。
だけど、心地よい。
そんな恋もあっていいんじゃないの。
あとがき・・・
ハマコ様、たいへんお待たせ致しました。
リクエストのリョ海ですが、気に入っていただけたでしょうか?
私の中でリョ海と言えば、やはりランキング戦なので・・・。
私なりにかわいくできたと思うのですが、どうですか
ご感想を・・・お待ちしております。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||